銀河宇宙連盟地球担当エージェント・ポヨンチョ星人プニョプニョは、地球での使命を果たすべく、巷で噂の超美少女・鈴宮いづみを探していた。銀河女性連盟は銀河系の女性の地位向上のため、女性の地位の低い星に美少女戦士となる者を選んで地位向上のために戦ってもらおうとしていたのだ。そしてプニョプニョは、鈴宮いづみの前に現れたのだったが・・・
(第1話より)
突如として東京に現れた大怪獣。自衛隊の攻撃も虚しく、大怪獣によって東京は死の街と化してしまおうとしていた。そうした中、誰もがパニックに陥っていたが、一人だけ冷静にしていた者がいた。
「ついに来たか!!」プニョプニョは、思った。
その時のプニョプニョは、めずらしく深刻な面持ちでいた。そして慌てふためくいづみをよそに、ちゃぶ台の上の隠しボタンを押した。するとちゃぶ台の周囲の床が消え、その穴の中にプニョプニョといづみの姿が消えていった。
いづみらが落ちた穴の先は、なんとプニョプニョの秘密基地だったのだ。いづみの住むアパートの地下に、ポヨンチョ星人の科学力を結集した基地が建設されていたのだ。
驚くことはそればかりではなかった。そこには巨大ないづみがいたのだ。それはポヨンチョ星人が作った人造人間いづみのクローン人間で、対宇宙怪獣用にプニョプニョが造った、その名も「ジャイアントいづみ」。そして、いづみをそのジャイアントいづみに乗せて戦ってもらおうというのだ。
「乗るってどういうことよ? 人造人間なら勝手に動くんじゃないの?」いづみは聞いた。
いづみの疑問はもっともなことだったが、ポヨンチョ星人に常識は通用しない。脳みそをくりぬいて操縦席があるという。もし、いづみが乗らないのなら、 プニョプニョが出撃して、大勢の報道陣の前で裸になると言い出した。
やむなく、いずみはジャイアントいづみに乗り込んで出撃したのだった・・・
(第5話より)