あぶない国のアリス

単行本「愛ちゃんのいけない童話館」より

中森愛 作品

あらすじ

アリスがお姉さんに本を読んでもらっている時、お姉さんの読んでいる本を覗き込んでみました。するとその本は真っ白。何も書いてありません。

「まあ! 原稿おちたんだわ。なんてひどい作者なんでしょう!!」

その時です。アリスの脇を一匹のうさぎが駆け抜けて行きました。アリスがそのうさぎについて行くと、穴に落ちてしまいました。のどの乾いたアリスは、手近にあったジュースを飲みました。するとどうでしょう、体がみるみる小さくなっていきました・・・

解説

不思議の国のアリスのパロディにした小作品です。すけべに徹した漫画は中森愛氏の作風で、この作品もたった4ページながら、すけべシーンてんこもりです。

小さくなったアリスも大きくなったアリスも、とにかくすけべしまくりです。中森氏の不思議の国のアリスへの解釈が、アリスのやられ役に徹したところに現れています。

単行本収録作品

愛ちゃんのいけない童話館と銘打ったこの本は、雑誌に連載されたシリーズをまとめたものです。一寸法師の他にも巨人やこびとを題材にした作品が収録されています。

記事公開日:2003.09.24
記事更新日:2004.09.17

愛ちゃんのいけない童話館

発行 東京三世社
初版 昭和61年4月30日
雑誌コード 雑誌52110-53
価格 500円
サイズ A5・平綴じ

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