小人に縛り付けられてしまった好きな人に思い切って告白したカーラ。しかし思いの相手は、すでにカーラの姉とつきあっていた。小さい体のせいで何事も上手く行かないと常日頃思っていたカーラの怒りは頂点に達していた。そんな様子を見かねた母親が、叔母の家にカーラを預けることにした。
叔母の家に向かうため船に乗ったカーラだったが、船は嵐のために難破。カーラだけがかろうじて助かった。カーラが漂着した島は、なんと小人の国だった。
カーラを数えきれない綱で地面に縛り付けた小人たち。小人たちはカーラが巨大であっても女であることを知ると、動けないのを良いことに色々といたずらを始めたのだった。
一方カーラは、身動きがとれずに小人たちになすがままにされていた。しかし綱は小人たちが考えている以上に、カーラにとって無力な存在だった。
小人を踏みつぶし、やすやすと綱を断ち切ったカーラは、小人たちに反撃を始めたのだった。
小人たちにとって、あまりにも巨大なカーラ。背の低さにコンプレックスのあったカーラが 今では向かうところ敵なしの巨人なのだ。カーラの攻撃はだんだんと過激になっていく一方で、あまりにも小さくてひ弱な小人たちはカーラと戦いに挑む気力さえ失っていった。
そんな混乱の中、カーラを縛り付けることにさえ抵抗を感じていた小人の国の王子が、勇敢にもカーラに立ち向かって行ったのだった・・・