怪獣王国

江口寿史 作品

あらすじ

太平洋を行く一隻の客船。波もなく航海は順調だった。

突然右舷の海上に泡が立ったかと思う間もなく、怪獣コチラが現れた。よけることもできずに客船は、コチラによって沈められてしまった。

コチラは一路東京に向かっていた。すぐさま科学防衛隊本部では、対コチラ対策会議が行われていた。

「うつ手はあるのかね。霧島君」慎重な面持ちで警視総監が言った。

「なんともいえませんな。ただひとついえることは・・・  芸の無い攻撃では、ぜったいに怪獣は倒れてくれない!  ということです。」

しかし、そういったものの霧島には、いい方法が思いつかなかった。

「ふふ…あらわれおったか、コチラめ」

霧島が声の主を確かめようと振り返ると、そこにはメガネをかけた白髪の一の瀬博士が立っていた。

「放射能怪獣コチラは、鉛怪獣アチラに弱い!」

博士の提案で、日本アルプスに眠るアチラをめざめさせて、コチラに立ち向かわせた。博士の言った通りコチラはアチラによって倒された。

しかし、今度はアチラが暴れだしたのだった。

「鉛怪獣アチラは、超熱鳥獣魯鈍に弱い!」

博士の提案で、阿蘇山火口に眠る魯鈍をめざめさせて、アチラに立ち向かわせた。博士の言った通りアチラは魯鈍によって倒された。

しかし、今度は魯鈍が暴れだしたのだった。

・・・中略・・・

博士の作戦で事無きを得た?東京だったが、今度は新たにキングヒトラが現れた。

「キングヒトラは女子大生に弱い!」

博士は主張した。女子大生を薬で巨大化させて、その女子大生にキングヒトラを手なずけさせるしかないうと。さっそく作戦は実行され、博士の言う通り巨大女子大生が東京の危機を救った。

巨大女子大生

「ところが、巨大化した人間を元にもどす薬がなかったりして…」

おちゃめな一の瀬博士だった・・・

解説

江口寿史氏も巨人を描いていたんですね。江口氏の描く女性は可愛い上に特徴的で、一目見ただけで江口氏の絵だと判るものです。最近では漫画作家というよりもイラストレータ、編集者として活躍されているようですね。この作品が描かれた当時、女子大生ブーム(!?)でしたので女子大生を作品に出そうと考えたのでしょうか。それとも女性が描きたかったからなのでしょうか。

この話はそのままアニメにもなっていますので、そちらの方もいずれご紹介したいと思います。

記事公開日:2000.02.06
記事更新日:2004.09.21

寿五郎ショウ

発行 双葉社
初版 1986年初版
雑誌コード 雑誌50121-04
価格 定価700円
サイズ A5・平綴
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