巨人になった時にどのような利点があるのか、イラスティガールの活躍ぶりを例にとって見ることにします。
戦いを有利に
巨大な怪物やロボットと戦う時、彼女は迷わず巨大化します。相手と対等の大きさで戦いをすることが多いのですが、相手よりも大きくなって戦うことはしないようです。
ですが普通の人間を相手にする時には、相手が多勢だったときなど、躊躇なく巨大化することがあります。人間との争いで巨大化するのは、相手よりも圧倒的な優位に立つことで、相手に怪我させることなく捕まえられるという理屈です。人形遊びのように人間を鷲掴みにするイラスティガールは、格闘するよりヒーローとは対象的に女性的に見えます。
重機の代わりに
どんなに重いものでも巨大化の度合いを調整して、まるでおもちゃのように扱うことができます。遺跡も手で丁寧にかつ素早く発掘することができます。クレーンやブルドーザのような重機は、彼女には必要ありませんが、たまに重機そのものを手で持って道具として利用することがあります。
メンバーを乗せて
彼女がチームのメンバーを手に乗せて、現場に向かうことがあります。なるほどスーパーヒーローたちがバスや電車を使う姿は、あまり見かけたことがありません。
そういえばバットマンの初期のアニメシリーズに、バットモービルが故障したために地下鉄に乗るバットマンとロビンというエピソードがありました。ヒーローが電車の手すりにつかまる姿は、情けない印象を受けました。
なるほど巨大化した彼女なら、メンバーを楽々運べる上に故障知らずで便利です。頭の上にメンバーを乗せて、泳ぐこともありました。
エレベータの代わりに
エレベータのような垂直移動にも活躍しています。火事で屋上に取り残された人を助けるのはもちろん、会議場まで人を送り届ける時など、巨大化のほどを調整してエレベータの代わりになります。
高いところに非難した人々を救助するときにも、巨大化能力は役に立ちます。火事のとき炎に追われた人々が屋上に非難。大勢の人を屋上から救助したのは彼女の巨大化能力があってこそでした。
近道するときに
彼女が急ぐ時は、よく巨大化します。巨大化すると道路や建物に関係なく直線的に移動できます。ビル街でも巨大化の具合を調整して、ビルを跨いで歩いていく彼女の姿を良く見かけます。
また巨大化すると、自動車以上の速度で移動できます。巨大化すると歩幅が大きくなって、普通にあるいても走る自動車を追い越してしまうこともあるほどに速く移動できるようになります。それに赤信号の時でも、交差点を跨いで通り抜けることもできます。自動車で移動するよりも遥かに短い時間で目的地に到着できます。
美容院で思わぬ時間を取りすぎた彼女が待ち合わせの場所に、彼女はビルを跨いで現れたことがあります。