緑は秋彦のことが好きだったが、秋彦は織江とつきあっていた。秋彦と織江は相思相愛だった。しかし緑は織江よりも自分の方が秋彦を愛していると信じて疑わなかった。織江と秋彦の家に電話をかける緑。そんな緑に織江と秋彦は、ほんのりとした恐怖を感じていた。
ある日緑は、小さな社で妖怪の親子が、なにやらしているところを偶然に見てしまった。その妖怪の親子は指にも満たないほどに小さな妖怪だった。妖怪の親子は、別の妖怪、妖怪打出の小槌を使って食べ物を大きくしていた。そのとき緑は、ある計略を思いつき、その打出の小槌を手に入れるべく、妖怪の親を踏みつけた。妖怪の親は、子供の目の前で無残にも緑の足の下敷きとなってしまった。そして緑は、妖怪打出の小槌を手に入れた。
緑は家に戻ると、織江の写真を取り出して、小槌を振った。すると織江の体がみるみる巨大化しはじめたのだった・・・

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