昨日の夜。不思議な夢を見た・・・
おそろしくも恥ずかしい夢。
巨大化した私。全裸で歩き回り。足下で逃げ惑う人たち。建物を壊し、うなり声をあげて、大迫力の特撮もの。
夢であってほしい・・・

夢じゃないのが恥ずかしかった。昨日の事件を写真入りで報道する新聞に、食い入るように見る私の後ろから声がした。
「ほぉー。
やはりあの怪獣はおまえだったのか。
唯奈。」
声の主は兄だった。兄は生物研究所に勤めていた。その兄が、何とかしてくれるというので、兄と一緒に研究所に向かった・・・
(c) 松原香織/東京三世社
物語の出だしは怪奇特撮もの雰囲気で描かれています。怪獣となった女の子の雰囲気が夢か現実か区別できない怪しさを持って描かれている所が素晴らしいです。しかし、妹が巨大化するということを主題にしている物語ではありません。