粗雑那絵 作品
公開日:1999.07.16
更新日:2014.09.17
■あらすじ
リーシュは女道師。スポンサーに研究の報告をした帰り道、いつも顔を出す道具屋に立ち寄った。道具屋にはちょうどとても珍しいとされる小妖精が2匹入荷していた。
この小妖精たちは、前の飼い主に生まれつきカゴの中で育てられたため飛ぶことが出来ないのだ。ところが飼い主が死んでしまったために、放出された遺産とともに道具屋に流れてきたのだった。このまま売れ残ったときには、研究所に引き取られて研究用に解剖されることになるのだと言う。
結局、道具屋との駆け引きの結果、リーシュはこの2匹を引き取る羽目になった。
リーシュと一緒に生活することになった妖精、テスとピス。飛べない妖精に何も期待していなかったリーシュだったが、一緒に入ったお風呂で意外な側面を発見。前の飼い主が、性具として仕込んだようだ。
毎晩のように妖精はリーシュの股間に押し入って、自分たちの主人に奉仕したのだった・・・
■解説
過激な描写ばかりで、妖精達とリーシュが一緒のシーンでは、ほとんど公開に差し障りがある描写ばかりです。リーシュの股間は魔法でふたなりになっていて、妖精達は小さな自分たちから見て巨大な陰陽の両方に奉仕します。話の大半が、毎夜の性戯ばかりなので、ここで紹介できるような絵が無いと言った状態です。
粗雑那絵氏の作品のほとんどが、ふたなりをテーマとした作品で、性器のアップを多用しています。その作風として、肉体の全体から部分の描写が独特で、濡れて紅潮したような肉感的な表現が印象的です。この作品もそうしたテーマの中で描かれています。
この作者に限らず、ふたなりをテーマとした作品のほとんどが性器にこだわる傾向があります。ファンタジーにおいて雌雄両方の性器というのは、究極の性として扱われる傾向があり、その意味で性器にこだわる描写に偏るのは至極当然のことなのかもしれません。そうした性器描写に集中した作品群の中でも、粗雑那絵氏の作品は特に過激な描写であると言えるでしょう。
なお、記事中にありますカラーページは雑誌掲載時のもので、単行本収録時の作品は全ページ白黒になります。
■女神夢物語
[img]■ペンギンクラブ山賊版 1998年01月号
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