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日記
G-ZONEのメインコンテンツとは関係のない日々を綴ったX-Virusの日記です。メインコンテンツが更新されていない時、X-Virus が何をしているか、ここを読んでもらえれば分かるように・・・というより、自分が何をしようと目論んでいるかといった備忘録として使う予定です。
欧米か! 2008-04-18
スクロールと言えば縦スクロール。
座標の起点(ホームポジション)と言えば左上。
コンピュータの世界ではあたりまえというか、それがルール。
日本以外の言語は全く詳しくないが、それでもアラビックは右から左、中国語は縦書き横書き、モンゴルは縦書き横書きは右から左、日本語は縦横しかも横は右から左もOKと、世には左から右の横書き以外に沢山の言語があることはご存知の通り。
一般的なビジネスドキュメントなら横書きだけでも良いのだとは思うけど、世の中の出版物に目をやると、レイアウトは様々で美しい。印刷は古い技術だけれどレイアウティングの技術は、今なお進化し続けている。そんな中、コンピュータの世界というか、Webの世界は取り残されている感じがしていた。過去形だ。
何でこんなことを書いたのかと言えば、最近SVGを利用し始めたからだ。SVGはグラフィック言語の一つだけど、W3Cが仕様を決めてブラウザでの表現が期待される言語。そのSVGの仕様では縦横さまざまな言語仕様について書かれている。極めつけは縦書きで下から上への言語にも言及している。
公式サイト: http://www.w3.org/Graphics/SVG/
縦書きの資料: 10.7.3 Glyph orientation within a text run
日本語の縦書きがブラウザで普通に見れる日は来るだろうし、Webサイトのデザインの考え方も変わるだろうことは想像に難くない。あの鬱陶しいデザイン優先のFlashコンテンツも減るかも知れない。
おおっと誤解の無いように。Flashを使うのは結構だけれど、デザインのためだけに使ったり、独自のユーザビリティを押し付けてくるのはFlashデザイナの力量不足。Webデザイナとしての力量が足らないのを使う側であるブラウザのユーザに押し付けてくるのはお門違い。ブラウザを限定しているのも力量不足に他ならない。そんなデザイナや技術者がまかり通るのは今のうち。もっとも、力量不足の技術者の単価は安くたたけるから、消えてなくならないだろうけどね。