多額の遺産を継いだナンシー・アーチャーには、悩みがあった。夫のハリーは自分の財産目当てに結婚した上に浮気ばっかりしていたのだ。
ある日、車で出かけたナンシーの目の前に、巨大な球形のUFOが現れる。UFOの中から巨人が出てきてナンシーを襲った。かろうじて逃げ出したナンシー。しかし夫に話しても信用されず、夫にいわれたように体を休めたナンシーだが、彼女の体に変化が現れた。彼女の体は、彼女の部屋いっぱいになるほど巨大化した。
そんなナンシーを家において街に遊びに行く夫ハリー。やがてナンシーはハリーを追いかけて街に向かった。家の屋根を押し壊すような巨人を誰が止めることが出来るだろう。ナンシーに付き添っていた医者らは、ただぼう然と眺めるだけだった。
小さな田舎町の夜は静かだった。車の中で愛をささやきあう二人が見たものは、怒りに燃えたナンシーの姿だった。それはとても大きく圧倒的だった。静かに逃げ出す二人を横目で、ホテルの窓を壊し手を入れるナンシー。しかし、ハリーを見つけることは出来なかった。
ナンシーはサロンへと向かった。サロンの入り口に手を入れたものの、保安官助手の拳銃を奪った夫ハリーに手を撃たれてしまう。ナンシーはサロンの屋根をはがし、直接自分の目で夫を確認し、そしてハリーをわしづかみにした。