エラーマン

泉昌之 作品

あらすじ

エラーマン。それは必然性を超えた星からやって来た、自称正義の味方だ。

神出鬼没のタイシューマスクを倒すため、やはり神出鬼没に現れていた。マスコミもその存在を中々確認できずにいたが、彼は実在していた。

そして、とうとう最期の決戦の日を迎えた、タイシューマスクとエラーマン。2人は都心の空を飛び回り、死を賭けての戦いをした。そして、タイシューマスクは東京タワーのエネルギーを使い、エラーマンを消し去ったのだ。と、その時、辺りは一瞬にして真っ暗になった。そして空からエラーマンの声が聞こえてきた…

解説

泉昌之氏の単行本には必ずといって良いほど、何らかの形で巨人が登場します。もっともそのほとんどはウルトラマンのパロディで、案の定、円谷プロからクレームがついているものがほとんどです。その中にあって、この作品だけはウルトラマンが出てきません。ウルトラマンネタではないということは、エッチシーンもないということ。ウルトラマンが登場する作品は多かれ少なかれ下ネタなのですが、この作品は下ネタなしのナンセンス路線なのです。

ところでこのエラーマンの能力は計りしれないものがあります。巨大化能力だけとっても、普通サイズから無限大なのです。最終話のオチでは、実に豪快なことをやってのけてしまいます。この大きさに勝る巨人が登場する作品は、さすがにあまりありません。

記事公開日:2000.02.06
記事更新日:2004.09.17

エラーマン

発行 白泉社
初版 昭和60年10月1日初版
ISBNコード ISBN4-592-13064-2
価格 定価680円
サイズ A5・平綴
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