妖精やドラゴンの住む世界のある国の話。病魔に冒され、余命わずかの王女。 王女をこの病魔から救える薬は唯一、竜の涙、ドラゴン・ティアーだけである。
ドラゴン・ティアーを手に入れるため、ドラゴンの棲む森へと向かった4人の姿があった。パーティ最年少14歳の魔法使い、アリシア・マーシー。僧侶商人、マーシャ・ルオ・ゾーグ。元戦士団長で賢者、イリア・レオント。そして元戦士の勇者、リアナ・オーグル。全員女性のこのパーティは、王女を病魔から救うためだけに結成されたものだった。
彼女らがドラゴンの森に入るとすぐ、魔物が現れた。しかしリアナはひるまず、大声で叫んだ。
「魔物を倒して、王女様をまものー!!」
魔物たちは、リアナのあまりにもつまらないダジャレのためにダメージを受けてしまった。ダメージを受けたのは、魔物たちだけではなかった。味方も全員その場に倒れ込んでしまった。
「私の森でくだらないシャレを言っているのは誰!
森の奥から現れたのは、巨大なドラゴンだった・・・
