ミクロメガスはシリウス人で、その身長は約8里(120,000フィート=約39km)あった。この身長はシリウス人としては、平均的な身長だ。
彼は博学で才気に溢れ、本も書いていた。しかしその本は宗教的な論争を引き起こし、その論争の結果彼は有罪になってしまった。その刑罰として、彼は宮廷から放逐されてしまった。彼はこれを機に、己の知識を満たすために宇宙への旅に出ることにした。
知識の探求の旅の途中、彼は太陽系の土星に立ち寄った。土星人は身長が1,000トワーズ(約19km)にも満たないようなこびとではあったが、彼らは独自の文化や文明を持っていた。ミクロメガスは土星にとどまるうちに、土星アカデミーの幹事と親交を深めることができた。アカデミーの幹事は、ミクロメガスに土星人の発見について得意になって詳しく解説。それがきっかけで、2人の興味は太陽系の惑星に移り、ついには各惑星に行くことで意見の一致を見た。
そして2人は地球を訪れた・・・