くる!
くる!
ダンボが…
男は何かにおびえ、ビルの一室に立て篭もっていた。部屋のドアには家具を積み上げ厳重なバリケードを造り、そして手にはm-16アサルトライフルが。
それでも何かに怯え、窓に隠れるように寄り添い外を伺っていた。
その窓の下には、不気味な影があった。その影は全裸の女のようであったが、その股からは、不気味なものが地面にまで届いていた。それは、力なくしたダンボの耳のようでもあったが、その真の正体は大陰唇だった。
その影は、異常に大きな大陰唇を足にからませたかと思うと、それを吸盤の様に使いビルの壁を垂直に歩いていった。そして小さな換気口の前にまで来ると、大陰唇をさらに膨らませたかと思うとそれに比例して体が縮んでいった。その体のほとんどが柔軟な大陰茎となった影は、目の前の小さな換気口に身を滑らせていった。
ン!?
奇妙な音に気がついた男だったが、何の音か理解できないでいた。天井から何かが這うような音がしていた。かと思う間もなく、天井からアメーバの様なものが落ちてきた。
アメーバのようなもの…それこそがダンボの正体だった。ダンボは大陰唇を体の中に取り込みながら、男の目の前で巨大化していった。そして、その巨体は部屋よりも大きくなり、ビルを半壊し、男がライフルを撃つのもモロともせず、己の欲望を満たすために行動した・・・