人間というものは、色々なものを愛したりできるもので…。たとえば、鉢植えとか、小鳥、仔犬などまあ色々あるもんです。この青年の場合…
青年は人形しか愛することができなかった。今日も一番大好きなラミーちゃんを目の前に置いて、欲求を満たしていた。そこに先輩がいきなり部屋にやてきた。
「おまえの人形フェチなんぞ、とっくにバレておるわい。」 慌てる青年に落ち着き払って先輩は言った。今日、先輩が青年の部屋を訪れた訳は、青年にある薬を売りつけることだった。その薬とは、人形にchっとの間、命を与えることができる薬だった。
「お前絶対気に入るって…3万!!。買うよな〜!!」
強引に薬を売りつけられた青年。あたまにきて、薬瓶を投げ付けると偶然それがラミーちゃん人形にかかってしまった。そう、青年が心血注いで作成したラミーちゃん人形にかかってしまったのだ。
「ウうん。私どうしちゃったのかしら…」
突然、ラミーちゃんが動きだした。先輩の薬は本物だったのだ。
「あ!マスターだ!!」
ラミーをのぞき込む青年に、笑顔で話しかけるラミー。ラミーは驚く青年の目の前で、いきなりコスチュームを脱ぎ身軽になると、青年の手の上に乗ってきた・・・