春、みどりの若草、小鳥のさえずり。今日は課外授業で山に写生に来たミャアちゃん。なぜか山中で立ち並ぶビルの絵を描いている。みんな思い思いの勝手な行動にはしる中、ひとりの生徒が竹の子を見つけて書き始めた。
「竹の子か・・・カツブシで煮つけにするとうまいんだよね。」
竹の子を見た先生が思わず口に出すと、生徒達は一斉に竹の子を探して食べ始めた。ミャアちゃんもあたりを探し始めたが、彼女の見つけたものは、小さなビルのように見える。
「先生、これはなんていったらいいんですか?」
「なんだその・・・ビルの子だろうな・・・」
ビルの子を見つけた後に、車の子、ディスコの子、喫茶店の子・・・次々と小さな建物やらが見つかって、気がついてみれば小さな街に小さな人々が往来していた。
「特撮映画みたい」
小さな街並みを見回すと、おいしそうなアイスクリームが売っている。アイスを買うために小さな銀行をブチ破りお金を手にしたミャアちゃん。その後は小さな街で大暴れするのだった・・・