野村一騎は宇宙タイムスの新聞記者だ。ある日光る物体が空を飛ぶのを見た。しかし、そんなことは記事に書くことなどできなかった。書いても誰も信じないだろうし、新聞記者としてそんなことを書けば業界の笑い者だ。しかし野村は編集長には話したのだった。
それをきいた編集長は、野村に休暇を押し付けた。彼が精神的に疲れていると考えたからだ。野村は早速温泉旅行に出かけたが、ここでも空を横切る光見たのだった。しかも、こんどは裸の女性まで現れた。
彼女はピニと名乗った。ミラク星人に作られたアンドロイドで、脱獄した犯罪者を捕まえるため、地球での活動に便利なように設計されているという。ピニは非常に人間そっくりに作られていたが、生殖器はつけられていなかった。ちょっと残念に思った野村だったが、ピニの純真な性格に少しづつ惹かれていった。
ピニには変わった能力が2つあった。ひとつは自動車に変身できること。もうひとつは大きくなったり小さくなったりできることだった。ピニの能力を使って、野村はやがてミラク星人と対決することになるのだった。